離婚するときに、家具などの家財道具について、誰が何を引き取るのか決まらなくて困っています。【離婚Q&A】

Q:離婚するときに、家具などの家財道具について、誰が何を引き取るのか決まらなくて困っています。

A:離婚の際に、一緒に住んでいた自宅の家具をどうするのかという問題が持ち上がることがあります。結婚に際して、あなたが持ってきた家具であれば、あなたの特有財産となり、あなたに持っていく権利があります。

これに対して、結婚後に夫婦で買った家具は、夫婦共有財産になり、財産分与の対象になります。財産分与とは、夫婦が婚姻生活により共同して築いた実質的夫 婦共同財産の精算をすることです。理論的には、家財道具についても時価を調べ、価値がある場合には、他の実質的夫婦共有財産と一緒に分けることになりま す。財産分与をどのようにするか(実質的夫婦共有財産をどのように分けるか)が決まらないときには、家庭裁判所で調停を行い、それでも決まらないときは裁 判をすることになります。

しかし、一般家庭の家財道具については値が付かないことが多いため、通常、裁判で財産分与の対象にすることはありません。話し合いで解決しているケースがほとんどです。

当事務所でご依頼を受けたケースでは、家財道具の分け方についても、弁護士を通してやりとりをすることで、「どう分けるか。」、「いつ引き取りに行く(来る)のか。」といった話し合いがスムーズにできております。

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