離婚とお金のこと
離婚問題は夫婦間の愛情の問題であると同時に、お金の問題でもあります。
特に、女性にとっては、離婚後に生活していけるか、という現実的な問題があります。
また、離婚後も生活に困らない豊かな方の場合には、離婚そのものでは合意に至ったとしても、財産分与の問題等、別の面が大きな問題となってきます。
いずれにせよ、離婚問題の中でお金の問題はとても大きい問題なのです。
特に、「早く離婚したい」事情がある方の場合、「離婚した後でも、財産分与や慰謝料の請求はできるから」と、お金の問題を先延ばしにする方がたまにいますが、弁護士としての経験から言うと、よほどのことがない限り、お金の問題は離婚前に解決しておいた方が良いと言えます。
芸能人の離婚問題などでは「慰謝料」だけがやたらと強調される傾向にありますが、慰謝料以外にも、財産分与や養育費など、金額が大きくなる項目があります。
【慰謝料】
相手の浮気や暴力などによって「精神的苦痛」を受けたことに対する損害賠償金です。
【財産分与】
離婚する際に、夫婦が築き上げてきた財産を公平に分配することです。
※財産分与に関するより詳しいご説明はこちらからどうぞ
【養育費】
子供が社会人として自立するまでに必要となる費用です。
【年金分割】
平成19年4月以降、年金を一定割合で妻が受給できることになりました。
【婚姻費用】
妻は別居中の生活費を夫に請求することができます。
なお、慰謝料は相手方が有責である場合に認められるお金ですが、慰謝料を請求する方が、相手が有責であるという証拠を確保して、裁判で立証しなければなりません。
裁判において、証拠もないのに、相手が自分の非を認めることはまずありません。
離婚に向けた争いが顕在化した状態では、相手も自分の有責性を隠そうとしますから、その段階で証拠を集めることは困難です。
たとえば、相手に浮気が分かり、離婚を考えるようになった場合には、相手に自分が浮気を知ったことを伝えたり、離婚話を切り出す前に、浮気の証拠を確保することを考えるべきです。
どのような証拠が必要かということを早めに弁護士に相談することをお勧めします。
次のような悩みがある場合は、当事務所にご相談ください。
○離婚した場合、どれぐらいの財産分与や慰謝料をもらえるのか知りたい
○離婚には応じてくれそうだが、お金のことでは揉めそうだ
○相手が納得のできない条件を持ち出してきた
○子供のためにも、正当な財産分与や慰謝料を受け取りたい
弁護士が親身にあなたのお話を伺い、必要とあれば、代理人となって相手と話し合います。
◆弁護士費用◆
多くの弁護士事務所は、離婚事件というと、相談後は「代理人として依頼するかしないか」ということになります。当事務所では、下記のようにご相談にあわせた解決をしていきます。
また、費用も分かりやすく、ご負担の少ない設定にしていますので、安心です。
① 離婚相談
初回のご相談料は、30分まで5,400円です。
② 離婚協議書作成サービス
離婚時の約束を反故にされないために、公正証書で離婚協議書を作成するサービスです。
③ 代理人活動
離婚協議、離婚調停、裁判を弁護士が代理するサービスです。